商品説明
ミュージシャン、メーカー、小売店からのリペアを請け負う業者専門の修理工房 T.S Factory(ティー・エス ファクトリー)。一般顧客からの修理やオーダーを受け付けていないため、このギターをきっかけに初めてその名を耳にする方もいらっしゃるかと思います。
本工房で作られる “151A(イチ・ゴ・イチ・エー)” は、代表の角田氏が感性の赴くまま「その時にある材料で」「出したい音」「作りたい物」をコンセプトにワンオフで製作される、その名の通り“一期一会”のプロダクトとなっております。
こちらのMOは、Swinger(別名:Arrow,Musiclander)スタイルに、様々なテイストのエレクトロニクスとハードウェアを組み合わせたモデル。実直でユニークな製作者の人柄を一言でお伝えするのは難しいですが、数あるエレキギターの中からこのボディシェイプにスポットを当てるあたり、良い意味でちょっと変わり者であることが窺えるかと思います。
本機は ジャズマスターPUとフローティング・トレモロ+ムスタング・タイプのブリッジ・サドルをフィーチュアした1本。ボディはライトアッシュ。長い時を経て黄変したかのようなブロンド・カラーに合わせて、ピックガードにも経年による色焼けを再現。程よいエイジド加工も相まったヴィンテージギターのような風合いがクールです。
ネックの基本仕様は ロングスケール、42mmナット、フラットな300Rのローズウッド指板。“細身のネックは弾きやすい反面、楽器の響きにロスが生まれがちである”という長年の経験則から、やや太めのグリップを採用。Fender American Profetional IIのDeep Cネックに、丸みと厚みを持たせたような形状です。
ピックアップはフェンダー Pure Vintage '65 Jazzmaster Pickup Setを搭載。オリジナル・デザインに固執することなく、モデルに合ったものを積極的に取り入れる姿勢もビルダーとして非常に好感が持てます。MOのアイキャッチにもなっている低音弦側のメタルプレートにはキル・スイッチを標準装備。使いどころは多くありませんが、無駄に連打したくなること請け合い。魅惑のスイッチで新しい表現を模索してみてください。
151Aと名の付くプロダクトは「2つとして同じ仕様を作らない」ことをポリシーとしており、材の組み合わせ、カラー、エレクトロニクスが製作毎に異なります。次回、いつ・何を作るかは角田氏の気分次第。(我々も予測できません…) この個体にビビッときた方はお見逃しなく!!