2007年の創業以来、国内ギターメーカーのOEM製造を行ってきた「Kino Factory」の代表兼マスタービルダー :木下勇 氏が、『自身の作りたいギター』を具現化するべくスタートさせた自社ブランド「Kino(キノ)」。
■stay(ステイ)
STAY HOME から銘打たれた本機"stay(ステイ)" は、木下 氏の「自粛生活を続けるミュージシャンの力になりたい」という一心で企画・開発され、コロナが収束するまでの期間限定で提供されるコストパフォーマンスモデルとなっております。
ボディのアウトラインは、ひとまわり小さいオリジナルのディンキースタイル“treebud”を流用しつつ、フラッグシップモデルに標準採用されている独自機構(厚みを持たせたヒールジョイント、特性トレモロ・アンカーブロックetc…)を非採用とし、製造コストを削減。加えて基本となるスペックを固定化し、作業効率の向上による量産化を図ることで、国産ハンドメイドギターでありながらリーズナブルな価格を実現しています。
“treebud”の廉価版という位置づけですが、マテリアルに妥協はありません。ボディ材のアルダー、ネック材のハードメイプルは上位機種同様に木下氏自らがハンドセレクト。メーカーや顧客からのあらゆるオーダーに対応できるようにストックされている膨大な木材の中から良質なものを厳選使用できるのもOEMファクトリーならでは!! 本機はレギュラーにはない(Orient Green)をフィニッシュした限定カラーとなっております。
豊かなロー・ミッドが心地良いハムバッカー、単体でも存在感のあるシングルコイルは、"stay"の開発にあたり新たにコンセプトが練られたピックアップで、どのポジションでも“Kino らしさ(立ち上がりの早さ、ピッキングへの喰いつきの良さ)”を体現したチューニングに仕上げられています。
その他、スムースな演奏性の400R指板、スチールブロックを備えた2点支持のGotoh製トレモロをはじめ、サーキットにはCTSポット、Switch craftジャック、オレンジドロップ キャパシターを使用。同工房内で丁寧に組み込みを行い、コントロール内部とピックガードの導電処理でノイズ対策も徹底するなど、国産ならではの高いクオリティを感じて頂ける内容となっております。
コロナ禍でこれまでのような音楽活動ができない状況が続いており、いまだ自粛を余儀なくされるミュージシャンの方々も多いと思います。期間限定生産とはなりますが、Kinoの新しいギター“stay”で、少しでも多くのギタリストに自粛中の音楽ライフを楽しんで頂ければ幸いです。
製品の開発には レフティギタリスト武良 匠 氏がスーパーバイザーとして携わっており、レフトハンドモデルの製作にも積極的な本ブランド。気になった方はフラッグシップモデルも是非チェックしてみてください。
Body: Alder (2-Piece)
Neck Hard Maple (U shape)
Fingerboard: Pau Ferro
Scale: 648mm / Radius:400R
Frets:22F(#214H)
Nut:: 42mm (Oil Bone)
Bridge: ]Gotoh NS510TS-FE1
Tunner: Gotoh SG381-07C
Pickup:: Kino Original BPM SSH Pickup
Controls: 1Vo. 1To. 5Way Selector
Pot : CTS Jack : Switch Craft
Capacitor : Orange Drop
Color: Surf Green (Poly finish)
ギグバッグ付属