90年代初頭に人気を誇ったブティック系(ハンドワイヤード)アンプの草分け“Naylor Amps”の創設者ジョー・ネイラーが立ち上げたギターメーカー「Reverend Guitars」。
韓国屈指のOEMギターファクトリーで仕立てた部材をアメリカ(オハイオ)の自社工房に持ち込み、専任ビルダーがセットアップを行うことで高い品質とコストパフォーマンスを両立する本ブランド最大の魅力は、すべてのラインナップに自社製カスタムピックアップ、ロッキングチューナー、コリーナボディを採用するなど、ハイエンドギターブランドに引けを取らない仕様を備えている点にあります。
■ボディ
中世的であり、どことなくビザールギターの雰囲気漂うボディのアウトラインは、工業デザインの学士号を持つネイラー氏が手掛けるオリジナル設計。濃厚でタイトなミッドレンジを特徴とするコリ―ナ材のセレクトは、Reverendサウンドを構築する必要不可欠なトーン・ウッドとなっております。
■ネック
ネックは300度以上の高熱処理によって水分や不純物を可能な限り排除したローステッド・メイプルを使用。ジョイント部はネックとボディの密着度を向上させるために2本のボルトを追加し、プレートを用いた6点止めを採用。ネックヒールにはロープロファイルのテーパーが設けられており、ハイポジションの演奏性にも配慮されています。
■ピックアップ
テレキャスターの伝統的なトーンに、パンチと明瞭さをプラスしたTalnico Bridge & Neckを搭載。リアポジションは43ゲージのワイヤー、フロントには42ゲージのワイヤーが使用されており、それぞれのポジションに最適なチューニングが施されています。マグネットはリア/フロントともにアルニコ5を採用。
■エレクトロニクス
スイッチング切替のコイルタップのように露骨な音量変化なく、ノブの操作で低音域をコントロールできる「BASS CONTOUR (ベース・コンター)」も秀逸!!
フル10の状態から絞っていくと徐々に低音が減衰していき、カッティングやルぺジオに適した(バッキング向き)サウンドをシームレスに作り出すことができ、逆に絞り切った状態からフル10にすると、LOWレンジをナチュラルにブーストさせたような効果を得ることもできます。全モデルに標準装備のこの機構が“プレイヤーのかゆい所に手が届く”汎用性の高いサウンドメイクを可能にしています。
そのほか、ボリュームをロールバックしても高音のヌケを維持するトレブルブリード・サーキット、ポリエステルフィルム・キャパシターを備えたマスター・トーンを採用するなど、パッシヴ・サーキットを最大限に活かした“万能で使い勝手の良い”エレクトロニクスとなっております。
1997年に最初のモデルを発表して以来、本国(アメリカ)ではグラミー受賞アーティスト、スマッシング・パンプキンズのビリー・コーガン、ミシェル・ンデゲオチェロなど多くのアーティストから支持を得ているReverend。当店のユーザーでもバンドで精力的に活動するギタリストやギターボーカルが多いことからも、実戦向きギターとしての高いポテンシャルを伺い知ることができます!!
残念ながら日本ではそれほど認知されたブランドではありませんが、、スタッフ:高瀬が自信を持ってお薦めする1本です!!
Body: Korina Solidbody
Neck: Roasted Maple (Medium oval Shape)
Fingerboard: Roasted Maple (12' radius)
Scale: 25-1/2', Nut: 43mm (Boneite)
Frets: 22F (Medium jumbo)
Pickups: Talnico Bridge & Neck
Controls: Vol,Tone, Bass contour,3-way SW
Bridge: Flatmount, String-Thru-Body
Tuners: Reverend pin-lock.
Color: Burnt Brick
ギグケース付属