『演奏環境やプレイスタイルが多様化しているなか、体感してもらいたい真の“機能美”』 『ハンドメイドに拘りながらもこれ以上ない程シンプルに纏め上げらたルックス』。Saito Guitars「S」シリーズは、あらゆるものをそぎ落とし、楽器としての機能と演奏性のみを追求することで、プレイヤーの持てる力を最大限に引き出してくれるソリッドギターです。

「S-622」は、トップに緩やかなアーチを描くオリジナルシェイプのボディに、フロントピックアップのサウンド特性を活かす22フレット・フィンガーボードを組み合わせたSaito Guitarsのフラッグシップモデルとなっております。

本機のボディにはアルダーを使用。メイプルネックはオーバル型のスタンダードなグリップシェイプとなっており、ローズウッド指板には10～12インチのコンパウンドラディアスを採用しています。ブリッジは2点支持のGotoh 510T-SF1、ペグにはクルーソン・タイプのロッキングチューナーSD91 MG-Tを標準装備。ネックとボディを理想的な状態で接合させるためのジョイント機構、CNCルーターが可能にする高い精度のフレット溝加工など、オリジナリティを打ち出しつつ、実践的であることに徹底した齋藤楽器工房のこだわりの数々が随所に盛り込まれています。

ピックアップは、程よいパワーと力強いミッドレンジが持ち味の SAYTONE Hand Winding "Growl&Bore Up"を搭載。Push/Pushスイッチ(Tone)によりハムバッカーのコイルタップも可能となっております。

▼実践的であることに徹底したSシリーズのこだわり設計

1:ヘッド～指板デザインの秘密
厚みと角度を計算し、リテイナーを用いずにテンションを確保することができるオリジナルのヘッドストック。1弦側の指板がヘッドにはみ出した独自デザインは、経年変化によるヘッドの起き上がりを軽減する補強としての役割を担っています。

2:CNCルーターが可能にする高い精度のフレットワーク
指板サイドを僅かに残してフレット溝を掘り、タング(差し込み部分)を溝に合わせてカット。湿度によって収縮する木材に対し、フレットがバリとなって出る現象を抑え、快適な演奏性を維持します。

3:耐久性に配慮されたネックジョイント
4本の六角ビスが均一な圧力によってジョイントすることで、サウンドのばらつきを殺しつつ、ネック、ボディを理想的な状態で接合させる設計。将来的なネジ山やネジ穴の消耗を考え、耐久性への配慮も兼ねています。ネックは厚さ5mmのアルミ削り出しのプレートで接合されています。

4:トレードマークの艶消し塗装
豊富なカラーバリエーションのウレタン艶消し塗装もSAITO Sシリーズの特徴的な仕様と云えます。木材によってオープンポアまたはクローズドポアを使い分け、塗膜を極限まで薄く仕上げることで、楽器の鳴りを最大限に引き出します。カラーオーダーにも対応。

5:手巻きピックアップ「SAYTONE」
趣向を凝らし伝統の手巻き製法で作り上げるからこそ再現可能な高音域の響き、ピッキングの追従性に優れた素早いレスポンスが持ち味のハンドメイド・ピックアップSAYTONE(サイトーン)。標準的な出力のSledgeα/Screamと、パワーが欲しいギタリスト向けにチューニングされたBor Up/Growlが用意されており、全てのポジションで繊細なニュアンスをリアルに再生します。

当店ではSAITO GUITARS セレクトオーダーも承っております。御見積詳細は担当 高瀬までお問い合わせください。