低音が出ないというトラブルのほとんどの場合は吹き方が原因ですので、原因のご説明と、故障しているのかどうかを確認する方法をご紹介いたします。
【原因】
クロマチックハーモニカの低音部の特に吸音は喉を十分に開いた状態でなければ正しく発音できません。
喉を閉じた状態ですと音が出ない、正しく発音できずに音程が下がってしまうということがございます。
※新品のハーモニカで音が出ない原因のほとんどは吹き方が原因ですが、故障の場合もございます。
【故障しているのかどうかを確認する方法】
吹き方が原因の場合、顔を上に向けて演奏をすることで故障しているかどうかを確認できます。
上を向くと喉が自然と開くので上を向いて演奏していただくと正しく発音できる可能性が高まります。
その際、問題なく発音できていれば故障ではありません。
※音程が極端に下がってきた場合はリードが折れかけています。その際は演奏を中止してください。音程が下がった状態で上向きで吹いていると折れたリードを飲み込んでしまう可能性があります。
それでも音が出ない、出にくいという場合は故障しているか、リードに何かが引っ掛かっている可能性がありますので、谷口楽器までお持ちいただくか、4階ハーモニカフロアまでお送りください。