商品説明
ZEMAITIS Custom Shop のマスタービルダー兼工場長を努めた 坂本行宏 氏が2016年に立ち上げた Bizen Works(ビゼン・ワークス)は、国内でも数少ない“セットネック・ギター”を専門に製造する新進気鋭のブランドです。
坂本氏のルーツでもある50sスタイルのギターを妥協なきマテリアルと製法で具現化した「BURNED (バーンド)」シリーズは、ヴィンテージ・フィールを色濃く反映しつつ、現代ギターならではのスペックを積極的に取り入れ、立ち上がりの速さと、解像度の高いサウンドを持ち味としたラインナップです。
こと、JUNIOR(ジュニア)においては、坂本氏がオールドの個体を所有しており、お気に入りのギターでもあることから、特に思い入れのあるモデルとなっております。
ボディ&ネックはホンジュラスマホガニー。指板は305Rのマダガスカルローズウッド。ボディとネックは、ニカワ(ハイドグルー)を用いてボックスジョイントで接合されています。ネックシェイプは、坂本氏が所有する50年代LP Jrのグリップをアレンジした緩やかなVシェイプ。スケールは625mm。
塗装はニトロセルロースラッカー・フィニッシュによるタバコサンバースト。完璧に磨き上げを行わず、ボディやピックガードに敢えて微細な傷を残したラフな仕上げが採用されており、ラギットな雰囲気を演出しています。
ピックアップはアルニコ4マグネットを用いたBizen Vintage P90。シングルコイルでありながら同社のハムバッカー(Bizen Vintage Custom HB-LO)よりも高い出力を備えており、クリーン~クランチ~ハイゲイン いずれのサウンドメイクでもファットなトーンをアウトプット。ポットはレフティギタリストが扱いやすいCカーブ(CTS製500kΩショート・シャフト)をセレクト。使用するポットはすべて抵抗値を計測し、ピックアップや個体の個性に合わせて選定を行っています。キャパシターは全モデル共通でDEL RITMO製Black Candy(0.022uf)。
ブリッジ、ペグはライトエイジド加工が施されたGOTOH製。太さを従来品の20%upさせたアンカー、長さを30%延長し、素材をブラスから鉄に変更した特注スタッドも特筆。外見からは確認できないニッチな部分ではありますが、細部にまで拘り抜くことで Bizen Works ならではの “立ち上がりの速さ、高い解像度”を生み出していると云えます。
タイトな中低音は大音量でも音像がボヤけることなく、アンサンブル内で存在感と優れた遠達性を発揮。シンプルな楽器だからこそ、マテリアルやパーツが持つ音響特性の恩恵を存分に感じられる本機は、1度はアンプ直の爆音で鳴らしていただきたい逸品。