エディ・ヴァン・ヘイレン自ら製品開発に携わり、 自身の名を冠したブランドとして2007年に設⽴されたEVH。本シリーズは、フェンダー・エンセナダ(メキシコ)工場で生産を行い、⾼い性能と実戦⼒を備えるEVHギアをリーズナブルな価格で提供するラインナップです。

この度レフトハンドモデルに新しく追加された 5150 Series Standardは、HR/HMギターに不可欠な要素の“Throwback”と 現代的な性能を融合させた EVHのニュー・スタンダードモデルです。

ボディアッパーの深いカーブとスリムなホーンが特徴の“Modified Stratocasterボディ”、目を引く“ホッケースティック型ヘッドストック”は、ハードロック全盛の80sを想起させながらも、現代のロックギターとしてフレッシュな印象を与えます。

ネックはグラファイトで強化されたクォーターソーン・メイプルを使用。コンパウンドラジアス(12インチ～16インチ)のエボニー指板に22本のジャンボフレットをインストールし、ネックエンドには素早いネックアジャストが行えるサムホイールトラスロッドを搭載。グリップ面のサテンフィニッシュは、使い始めから手に馴染むサラサラとした手触りに仕上げられています。

真鍮ブロックとスチール製のサドルをインストールしたEVH Branded Floyd Rose Locking Tremoloには、6弦をEからDへ瞬時にドロップできるD-Tunaを装備。ユニットはエディ愛用ギターの仕様に則り、アームがダウンのみ可動する(ザグリに落とし込まない)方法でマウントされています。

ピックアップはアルニコ2マグネットを使用したEVH Wolfgangハムバッカーを搭載。ボリュームにはトレブル・ブリード回路を備えた低摩擦(トルクが軽い)500Kポットトーンには高摩擦(トルクが固め)250Kトーン ポットを採用しています。リズミックでトリッキーな効果が得られるキルスイッチも5150シリーズ最大の特徴として挙げられます。

バーサタイルなSTのように何でも器用に熟せるモデルではありませんが、使いどころが分かりやすく、この手のギターサウンドが欲しい場面では“良い仕事”してくれると思います!! HR/HMギター御用達機能がシンプルにまとめられており、製品の高い完成度が感じられます。