1980年代に エディ・ヴァン・ヘイレン、ヴィヴィアン・キャンベル、リッチー・サンボラ、ミック・マーズらが使用し、Jackson/Charvelと共にギター市場を席捲したKramer(クレイマー)。90年代に財務上の問題による破産・売却を経て、1997年にギブソン傘下のブランドとして復活し、Baretta、Pacer、Vanguard、NightSwanなどのオリジナルモデルの復刻生産を続けています。

2023年に登場した SM-1は、HM/HR全盛期をリードしてきた革新的アプローチに、Seymour Duncanなどの現代的アップデートが施されたラインナップとなっております。

ボディバックにマホガニーを使用。トップのベニア・フィギュアードメイプルに施された鮮やかなペリメーター・フィニッシュが Kramerギターに新たな印象を与えます。ブリッジは Floyd Rose 1000ダブルロッキング・トレモロ。ボディのカーブ形状に合わせてボリュームとトーンのノブが落とし込みでセットされいる点も特筆です。

スケールは25.5インチ。スムースなハイポジションへのアクセスを可能にするスルーネック、細身のKramer K-Speed SlimTaper Cが、プレイヤーに快適な演奏性を提供します。エボニー指板には、ヘッドストックの形状を模ったユニークなポジションマークをインストール。ヘッド裏にはレンチホルダーも標準装備しています。

リアポジションには、世界で最もポピュラーなリプレイスメントピックアップとして知られる、JB (TB-4)を搭載。ミニ・スイッチでコイル・スプリットも可能。ミドル＆ネックポジションにはミディアム・アウトプットレベルを備えたシングルコイルサイズのツインブレード・ハムバッカーCool Railsを搭載。アグレッシブなロックに求められるトーンを内包した守備範囲の広い1本です。