1981年フランスでエレキギターブランドとして創業し、90年代後半にアコースティックギター専門ブランドへ転身を遂げた「LAG Guitars(ラグ ギターズ)」。

ブランドの転換から20年を経た現在、創業の地(フランス)で生まれたスタイリッシュなデザインとコストパフォーマンスを両立したプロダクトがヨーロッパを中心に高い評価を獲得し、アメリカや日本でも徐々に知名度と人気を得るブランドに成長を遂げました。

2023年新製品としてリリースされたSAUVAGE(サベージ)シリーズは、FSC認証を受けたサスティナブル素材(ブランコウッド)、環境に配慮された塗装工程を積極的に取りれたラインナップとなっております。

オーディトリアム・ボディのトップ材には、乾燥させたニュージーランド産ラジアータ・パインに触媒や天然樹脂を加圧含浸させ、スプルースに近い特性へと密度調整された“ペール・ブランコウッド”を使用。サイド&バックには熱処理(スモーク)加工が施されたユーカリを採用。木肌を活かした凹凸のある手触り、鱗模様のようなウッディな外観も秀逸。

ネックはマホガニー。フィンガーボードとブリッジは、トップ材と同じl工法で生成されたエボニー代替材“ブラック・ブランコウッド”を使用。塗装は、作業時間短縮・原材料問題など、環境への影響を最小限に抑えるために開発された塗膜の薄いポリエステルが用いられています。

サウンドのコンセプトは「SAUVAGE(獰猛・野蛮)」の名の通り、力強くラフでワイルド。ローズウッドに肉薄する低音、マホガニーのような柔らかなサスティンを持ち合わせた独自のマテリアル構成、緩やかなアーチバックボディが、激しいピッキングで豪快に掻き鳴らすプレイヤーに刺激的なトーンを提供いたします。

モデルのイメージを視覚的に表現したロゼッタのエンブレムも印象的。付属のギグケースにも同じモチーフの刺繍が施されており、アパレルや家具メーカーのデザイナーを多く輩出してきたフランスギターメーカーらしい拘りが見て取れます。

“HyVibe System”を搭載した革新的ギターとならび、資源(木材枯渇問題)・環境に配慮した製品開発も行うLAG Guitarsの取り組みは、非常に興味深く、これからの展開が楽しみでもあります。

Body Type: Auditorium Cutaway
Body Top: Pale Brankowood
Back & Side: Eucalyptus
Neck: Khaya (African Mahogay)
Fingerboard: Black Brankowood
Scale: 25.5"(650 mm)
Nut: 43 mm (Black graphite wedge)
Fret: 20 / Medium (Silver Nickel)
Radius 13.7" (350 mm)
Bridge: Black Brankowood
Electronics: Stage Lâg Preamp
Control: Vol, 3band EQ,Mid-Freq, phase, notch)
Case: Gig Case

※製品の特性上、木目・色味は1本ごとに異なります。