1994年、ビルダーのロイ・ボーウェン氏(RSの“R”)とスコット・リーディー氏(RSの“S”)の出会いから始まったRS GUITARWORKSは、創業以来リペアショップとしてヴィンテージ・ギターのレストア(復元修理)に携わる傍ら、1999年から自社でエイジド・ギターを作り続けてきた、この分野におけるパイオニア的存在です。
本機「STee Blackguard」は、ヴィンテージギターに敬意を表しながらも“遊び心”を大切にするRS Guitarworksの技と、“50年代初期ブラックガードのサウンドを SGシェイプに落とし込む”というギタリスト長岡亮介氏のアイデアによって誕生したモデルとなっております。
ボディにはブラックガードの枯れたトーンの再現に欠かせないアッシュ材を使用。ダブルカッタウェイを備えたSGシェイプでありながら、ボディエンド部分の厚みはテレキャスターと同じ45mmにデザインされているのもユニークです。
ネックは 50sフェンダーを踏襲するメイプル1ピース、グリップは握りやすいスリムCを採用しています。指板ラディアスはヴィンテージ・フェンダー(7.25インチ)と、ギブソン(12インチ)の中間にあたる10インチ(254mm)に設計されている点も特筆です。
トラディショナルなスタイルのブリッジには、正確なオクターブ・ピッチにアジャストできるよう改良が施された自社開発のブラスサドルを装備。ピックアップにリンディー・フレーリン別注のカスタムモデル TeeVee SET を搭載し、フラットポールピースの分厚くブルージーなトーン、オールドギター特有の旨み成分を内包したテレキャスター創生期のサウンドをアウトプットいたします。
塗装にはRS独自のレシピで調合されたカスタムブレンドのニトロセルロースラッカーを使用し、フィニッシュ後は塗料をしっかりと馴染ませるために1ヶ月以上かけて乾燥を行っています。じっくり寝かせた後にエイジングを施すことで、ヴィンテージさながらのリアルな質感を生み出しています。ハードウェアの丹念なエイジド加工も同社ならでは!!
30年以上の長いキャリアで構築された独自の塗装技術は、エレクトリックギターの本場アメリカでも定評があり、大手メーカーやミュージシャンからのカスタム・ペイントやギター製作を手掛けるなど、業界内でも厚い信頼が寄せられています。
実験的で斬新な仕様でありながら、トラディショナルな感覚に溢れ、かつてこのようなモデルが存在していたかのような圧倒的な完成度は“さすがRS!!”の一言に尽きます。
BODY WOOD: ASH
NECK WOOD: ONE-PIECE MAPLE
SCALE 25.5"/NUT WIDTH :41.3mm
FINGERBORD:MAPLE (Slim C SHAPE)
FRET: 21F (6150) / RADIUS 10"(254R)
PICKUPS: CUSTOM LINDY FRALIN TeeVee SET
ELECTRONICS: RS SUPERPOT & RS MODERN GUITARCAP
BRIDGE: GLENDALE VINTAGE with BRASS SADDLES
TUNERS: TONEPROS KLUSONS
HARDWARE: AGED NICKEL
専用ハードケース付属