商品説明
アコースティックギターの新しいフィールドに挑戦し続けるMorris(モーリス)が、「フィンガーピッキング・スタイルに最適なギター」として2001年に発表したSシリーズ。
こちらのSEシリーズは、誕生から20年を経てブランドを象徴するラインナップにまで成長したSシリーズの基本コンセプトをベースに、多様化するプレイスタイルに対応するべく、細部にブラッシュアップを施したモデルです。
サウンド、バック形状、ブレイシングの再構築により、既存のSシリーズよりもトラッドな楽器として扱い易くなった印象で、フィンガーピッカーだけでなく、弾き語りやソロギター奏者など、より多くのユーザーに親しみやすさを感じていただける内容となっております。
▼音色のバランスとコントロール性を両立した“スタンダード・ラウンド”ボディ
長野県松本市に在るモーリス工場のスペシャリストが製作を手掛ける「Hand Made Premium SE-103」は、シトカ・スプルース(単板トップ)、インディアン・ローズウッド(単板サイド&バック)をフィーチュアした力強いサウンドが魅力の1本です。
ボディバックのデザインは、“スタンダード・ラウンド”を採用。Sシリーズの“ディープ・ラウンド”よりもカーブを抑えたバック形状により、広いレンジを確保しつつ、余剰倍音を制御し、コントロールのしやすさを実現。トップ面は X交差位置をサウンドホール寄りにセットしたフォワードシフテッドXブレイシング、バック面にはラダーブレイシングを備えています。
▼多様化する演奏スタイルにフォーカスしたネックプロファイル
ローポジションからハイポジションにかけて変化の少ないストレート・タイプの薄型マホガニーネックに、300Rのエボニーフィンガーボードを備え、ヘッド裏には強度と音響面の向上をもたらすダイヤモンド・ボリュートが設けられています。丁寧なフレッティング、指板サイドのウッドバインディングもハンドメイド・プレミアムならではの仕様です。
スケールは25.6インチ(652mm) を採用。テンションが増すことで、弦の生き生きとした響きを引き出し、ピッキングのセンシティブなタッチを拾い上げます。ドロップやオープンなどの変則チューニングにも最適です。
ナット幅は干渉しない弦間を確保するために若干広めの44mmに設定。ネックを握りこみ6弦を親指で押さえるフォームに対応するため、6弦〜1弦の弦間はそのままに、全体的に約1mmほど低音側に寄せてあり、1弦もフレットから落ちにくくなっています。この設計により、6弦は親指でも押さえやすく、1弦はヴィブラートをかけてもフィンガーボードから落ちにくい様に配慮されています。